NEWS・コラム

春季キャンプでの甲斐野選手とファンのサイン事件について

甲斐野 キャンプ

2020年春季キャンプで、甲斐野選手に対するファンの行動が問題視されています。
全国ニュース(特ダネ)でも取り上げられる事態となりました。

今回は、この事件がどういったものなのか見ていきます。

甲斐野、右ひじ靭帯損傷

2020年2月15日、春季キャンプ中に甲斐野投手は右肘の違和感を感じ離脱。

「右肘内側側副靭帯の一部損傷」と診断されます。
みぎひじないそくそくふくじんたいと読みます。
該当場所はこちら。

引用:西日本新聞

この部位の損傷は、田中将大投手、ダルビッシュ投手、大谷投手も経験したことがあります。

ひじの靭帯損傷には、グレード1からグレード3までの3段階に分かれています。

グレード1

靭帯が張ってはいるがのびてはいない状態で痛みがある症状。

グレード2

靭帯が伸びた状態もしくは、部分的に靭帯が断裂し、激しい痛みが出る症状。腕はまだ動かすことができる。

グレード3

靭帯が完全に断裂した状態で、ひじが動かせない重症な状態。

初期段階で軽傷だった場合はPRP注射にて治癒を目指すことができますが、

グレード3の場合、靭帯修復手術(トミージョン手術)をすることになります。

甲斐野選手は、部分損傷なのでグレード2の状態かと考えられます。

現在、PRP注射を受けており、右腕は、絶対安静となります。

宮崎キャンプで何があったのか

今回、宮崎キャンプに行ったホークスファンがSNS上に公開した甲斐野投手のファンサービスの動画が問題となっています。

その動画は、甲斐野投手がPRP注射を受けた翌日(2020年2月19日)に撮影されたものです。

ホークスファンにサインを求められた甲斐野投手。
断ることができずサインを書くことに。

ケガをしている右手に持ったペンで甲斐野投手は色紙にサインを書き始めると、まず『痛い』と声を上げました。
右腕が痛いためか、ペンを動かすこともままならない状態なのです。

それなのに、このサインをしている光景を見て、『私も私も』とサインを求め押しよせるホークスファン。(ファンと呼ぶのも腹立たしいです)

甲斐野投手は黙々とサインを続けましたが、

動画の終盤には、『もうやめましょう、だってもう(きれいに書けないから)失礼。俺が』と助けを求めます。

ですが、その甲斐野投手の言葉に対して『大丈夫、大丈夫』ホークスファンはサインの続行を求めました。

ちなみに、動画が始まる前に、『ペンのキャップを外すこともできないからサインはできない』と甲斐野投手はきちんと伝えていたのにこのような状態になったそうです。

選手のやさしさを利用した卑劣な行為です。

損傷した選手にサインを求める行為もおかしい。
痛いといった選手にサインを続けさせたのもおかしい。

人気選手とはいえ、甲斐野投手はまだ2年目。
プロ野球選手にとってケガがどれだけつらく不安か、ファンなら知っているはずです。

しかも、甲斐野投手はプロに入って初めてのケガです。

この甲斐野投手のサインの件に関して、9割以上のホークスファンが怒りと悲しさを感じています。

ホークスファンの反応

球団の対応

ホークス球団は、この動画が問題視されていることを承知しているとのことでした。

そして下記のように答えています。

「ファンの皆様がご心配いただいているほど、深刻なものではありません」とし、「甲斐野投手としても、練習後多少余裕があったためサインに応じたが、肘が張っておりうまくかけず照れ隠しも含めて冗談半分で交わしたやり取りがこのように大きく取り上げられ、(球団、本人の双方とも)かなり戸惑っております」

引用:J-cast

ちなみに、日本各地でコロナウイルスが蔓延しているため、2月21日よりキャンプ地でのファンサービスは一切禁止となりました。

ファンサービスを当たり前と考えてはいけない

野球選手の本職は、野球をすることです。

ファンサービスをしてもらって当たり前だと思ってはいけませんね。

そして、選手のその好意を裏切るようなことはしてはいけないです。

私は、マウンドで笑っている甲斐野投手が観たいです。

早くケガが治ることを願っています。